胸の痛み、記憶が飛ぶ、息苦しさなどの症状が1年以上 ワクチン後遺症に苦しむ女性が実名・顔出しで告白/副反応に関する超党派の議員連盟も発足【大石が聞く】

新型コロナウイルス

2022年10月28日に「CBCニュース」が公開してくださった動画です。

2022/10/28 CBCニュース【CBCテレビ公式】
胸の痛み、記憶が飛ぶ、息苦しさなどの症状が1年以上 ワクチン後遺症に苦しむ女性が実名・顔出しで告白/副反応に関する超党派の議員連盟も発足【大石が聞く】

(医師)
「いま一番つらい症状はなんですか?」

(井澤由紀子さん)
「動悸と息苦しさと胸の痛み ときどき頭痛」

名古屋に住む、井澤由紀子(いざわ・ゆきこ)さん51歳。

2021年8月、2回目の新型コロナワクチンを打った後、身体の不調が始まり、1年以上たった今も左胸の痛みや頭痛などの症状に苦しんでいます。

この日(9月15日)、医師の診察を受けている際にも…

(医師)
「胸が痛いですか?」

(井澤由紀子さん)
「ちょっといま痛いです」「きょうはここですね。日によって痛いところが違うので、ほとんどはここで、たまにこことここ」

胸が痛いだけでなく、話しにくそうでもあります。

(大石アナ)
「それはワクチンを打つ前はなかった?」

(井澤由紀子さん)
「なかったです」

(大石アナ)
「どういう時に痛いんですか?」

(井澤由紀子さん)
「特に何かしていなくても痛いし、歩いたときも痛い」

数日後(9月20日)、井澤さんの自宅を訪ねると、他の症状にも気づかされました。

(井澤由紀子さん)
「一応、会ったことは 覚えている。ただ、詳しく何を話したか聞かれても、それは答えられない」

最近の出来事を思い出せない記憶障害も起きていました。

次々に忘れていってしまうため、頭に浮かんだことをその都度、ツイッターやノートに書き綴っています。

(大石アナ)
「ツイッターっていうのは誰かに見てもらうとかそういうのではなく、自分の記録代わりなんですか?」

(井澤由紀子さん)
「そうです。だから、これを見るとこの日何があったのかが分かる」

以前は熱心だった庭の手入れも…歩くとすぐに胸が痛くなるためできないと言います。

(井澤由紀子さん)
「この辺の果樹も全部手入れしていて、畑もやっていたんですけど…」

私たちが訪ねた際もわずか2分ほど立っていただけで、何かにもたれかかってしまうくらい、呼吸が苦しくなっていました。
接種から1年以上経つ今も続く体調不良。家族も不安が強まっています。

(夫(61))
「ワクチンの副反応というのは、熱が出たりしても1日2日で治まるという印象が強かったので、1年続いているというのは、症状が良くなるのという不安がある」

(息子(24))
「(母は)普段はこのリビングにずっといる感じ。出かけるときも車を出すんですが、助手席に座った母から呼吸音がすごく聞こえてきて、息を思い切り吸っている音がずっと横から聞こえてくるので、しんどいんだなというのが横にいて分かります」

今年、通信制の大学を卒業した息子は、就職せずに家事をするなどして母を支えています。

(息子)
「できる限りのことはしたい。ここまで育ててもらったのでそれを返している という感じです」

(大石アナ)
「もうしばらくは、家にいる環境を…」

(息子)
「そうですね、なるべく手助けができるように」

(井澤由紀子さん)
「まだ自分の人生を生きてほしいし、やりたいことをやってもらいたい。でもすごく心強い」

ワクチン接種の後、大きく変わった人生。
国にはワクチンの後遺症に向き合って欲しいと訴えます。

(井澤由紀子さん)
「ワクチンを打って、私みたいな人がどんどん増えていても、治療法がないし、誰も助けてくれないじゃないですか。病院でも…“ワクチン後遺症”はないと言われてしまうので、治療法を探してほしい。ワクチン後遺症を認めてもらいたい」

依然、原因が解明されていない接種後の長期にわたる体調不良。
名古屋市は今年3月、全国に先駆け、副反応に関する専門の相談窓口をもうけましたが、この半年間で関節の痛みや体のしびれ、頭痛など1568件の相談(9月16日まで)がよせられています。

(名古屋市 河村たかし市長)
「国が打て打てどんどんで進めていったことでこうなったか分からないが、きちんとした検証が必要ではないかと思う」

こうした中、9月20日、ワクチンの後遺症について考える超党派の国会議員連盟が初会合を開きました。

会長は、薬害エイズ事件の被害者でもあった川田龍平 参院議員。

(立憲民主党 川田龍平 参院議員)
「(世界では)子どもへのワクチン接種が進んでいない中、政府がこれを推し進めることを強く疑問に思っている。提言書を内閣官房長官と加藤厚労大臣に持って行き、届けたい」

会には、ワクチン後遺症の対策に取り組む自治体の代表として、名古屋市の河村たかし市長と大阪府 泉大津市の南出賢一市長の2人も参加。2人はこの会の立ち上げにも関わっています。

(名古屋市 河村たかし市長)
「勉強させてもらわなあかん」

(泉大津市 南出賢一市長)
「独自のオンライン相談を設置していて、西洋医学の知識を持ちながら統合医療で漢方などの知識も持った医師が常駐しています」

これまで、度々ワクチンの副反応問題について話し合ってきました。

(泉大津市 南出賢一市長)
「超党派議連にぜひ首長として参加させていただきたい。そういう枠があると、全国の首長に呼びかけやすい」

(大石アナ)
「今回の議員の顔ぶれを見ると、野党、与党の方もいらっしゃいますよね。この顔ぶれはいかがですか?今後大きな動きやうねりは起きそうですか?」

(名古屋市 河村たかし市長)
「可能性はありますね。自民党も入っているし」
「ワクチン推進派と慎重派の専門家の議論を、国会で1週間やってもいいと思う。専門家の話を聞きたい」

議員連盟はこの日、5歳から11歳に対する接種の「努力義務」の撤回と、生後6か月から4歳への接種見送りを求める提言書を政府に提出しました。

自らも薬害事件の被害者だった川田議員は…

(川田龍平 参院議員)
「子どもへの接種については、できるだけ慎重に慎重を重ねていく必要があるともう一度改めて示していくことが必要。国がやらないといけないことが多々あると思いますので、原因究明や補償・救済ができる体制が作れるように、議連としても取り組みを進めたい」

2022年9月22日放送 CBCテレビ「チャント!」より

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